迷い道

「こっちの道が安全よ」

と両親が言いました。

「大多数の人がこの道を歩いている」

と先生が教えてくれました。

私の周りには道を押しててくれる優しい人が沢山いました

なのになぜでしょう。

この道を歩いている途中、ふとこの道は本当に間違っていないのか不安になるのです。

私は道を歩く大勢のうちの一人に聞きました。

「この道で間違ってないですよね?」

その人は当然の顔をして「いいんですよ」と頷きました。

よかった。これで一安心です。

それから、また私は大勢の人の波に紛れて歩き始めました。

・・・そうだ、さっきの人に聞きそびれてしまいました。

私たちは一体どこへ向かっているのですか?